薔薇のために
これは、小学館漫画文庫の題です。
作者は吉村明美さん。
大分前の作品だけど、気分転換で紹介します。
この人の作品、まず最初のインパクトが強い!
薔薇のためにもそう。
デブで、ブスな女の子の沈んだ顔、
主人公ゆりの初登場シーンです。
原因は失恋。
彼は新しい彼女を連れてくる。
泣いてやる!!
と帰宅すると、唯一の身内の祖母の死。
立ち退き。
不幸の連続。
ところが、
母親と兄弟がいることが分かり、
家族のいる北海道の札幌へ。
姉、兄、弟がいましたが、
みんな美形……。
家事見習いとして、暮らし始めます。
ところが母親、姉、兄とは血が繋がっていない
弟とは異母姉弟
混乱する家族関係。
また初恋の人が兄
その兄には、死別した恋人を忘れられない……
弟はバイセクシャルなのに、ゆりが好き。
書いていると難しいけど、
美しい背景と
さりげないギャグ
で、読めちゃう。
家族中心だから、
登場人物も少ない!
またゆりはこころのきれいな人
兄がゆりに惹かれたとき
ゆりに救ってもらえ
恋人とゆりは、手を取り合っている
そして救われる男同士のシーン
いいですね。
一番は、ゆりが兄に愛される事を悩むシーン。
ぜいたくな悩みだけど、
愛の深さを感じます。
最後は痩せて、ウェディングドレス。
やっぱりハッピーエンドが、安心。