大野潤子さん - ノドチャミツユビナマケモノの毎日

　読書が大好きなチャミなので、作家さんもいろいろな方が好きですが、この際マイナー気味の漫画家さんを紹介したいと思います。

　「大野潤子」さんです。

　チャミが知っている一番最近のものは、お稲荷さまを絡めた「トウカ草紙」（全4巻）です。

　とにかくこの方、絵がキレイ。

　そしてそれぞれの題名からも分かる通り、ギャク要素もあるセンス。

　そもそも最初に出版された漫画の題名が

　「きみたちは緑の胃ぐすり」ですから、「どういう意味？」と感じてしまいます。

　代表作は「しずくの風景」（全５巻）。

　サッカー強豪校のお話ですが、キャラクターがおもしろい！

　青春している、「強豪校」だから大変な練習もしている、それを代々引き継いでいくプレッシャーも感じるし、不幸な事故もあります。

　それでも代々の主人公が、個性的すぎて面白いです。

　そして何よりおもしろいのが、漫画家さんの旅行ドキュメントです。

　普段は私たちが行くことのないような場所ばかり行っている自称「僻地旅行漫画家」なのに加え、やはり登場人物のキャラクターが楽しいので、それぞれの漫画のどこかに入っているのが楽しみだったりします。

　もう少し、紹介したいシリーズがふたつありますので、もう少しお付き合いください。

　S・C・ポチ（全４巻）

　「スクール・カウンセラー・ポチ」と読みます。

　父子家庭の売れない作家の父の代わりに、漫画の相談コーナーを持つことになった「羽子」。

　ある日、私立のお坊ちゃまから「自分の学校のカウンセラーになってほしい」と言われ・・・。

　イマドキの学生の悩みを、次々解決します。

　「２番目のお願いは？」（全４巻）

　ある三兄弟、長女・長男・次男とプラスアルファの「何でも屋」さんのお話です。

　「一番目の願いは叶えることができないかもしれないけど、二番目のお願いなら叶えられる」

　それぞれの特技に意外性を感じながらも、重い過去を抱えながらゴミ屋敷などで奮闘する兄弟は立派です。

　他にもありますが、チャミのブログにしては長くなりましたので、この辺で失礼したいと思います。

　みなさまも読んでみてくださいね！